top of page

​1期ストーリー

​ 1期は2016年4月10日に開催しました。テーマ課題イベントと物語要素を含む企画内容でした。

 今期は月1お題型テーマ課題(任意参加)と、学校行事イベント、物語イベントの開催を予定しています。

​ また、今期(2期)は1期の時間軸から20年後の魔法界となっています。この間に魔法界ではまた新たに歴史が紡がれてきました。

 こちらのページでは1期の物語を大まかに記載します。

 まず、1期では今期にある黒寮は存在していません。テーマ課題も赤白黄緑桃紫青の順に行われていました。黒寮ができたのはカルディア魔法香水学校で起きたある大きな出来事がきっかけです。

 以下イベント毎に解放された物語の簡易版となります。

1-1 不審な影

 赤テーマ課題が終わり、白テーマ課題開催中。カルディア魔法香水学校敷地内で不審な影を見かけるようになる。生徒たちの証言をもとに夜の森を見回りしていた教師のピュールとルーメンは、陸の精霊樹で傷つけられ怪我を負った大妖精エーテルを発見した。ルーメンが治療を施していると、そこにかつてカルディアで共に過ごした友人であるスコタディが現れ、エーテルを傷つけたのも、不審な影の正体も彼だということが判明する。スコタディは長らく行方不明であったがそこで姿を現し、意味深な言葉を置いて再び夜の闇に紛れていった。スコタディと遭遇してから不審な影の目撃情報は消えた。

1-2 かの記憶

 スコタディの残した言葉に引っかかりを覚えたルーメンは校長を訪ねた。ストルゲー校長はルーメンたちの学生時代に先生をしており、スコタディの組み分けにも立ち会っていた。その時の記憶を込めた青の香水の記憶を覗き、スコタディがなぜああなってしまったのか、校長に諭されてルーメンは心当たりを探すことになる。

1-3 地下室掃除

 カルディアには地下室があり、そこには歴代のカルディア生の作った香水が並んでいる。そこの掃除をすることになり、ある生徒が1つの香水に興味を持った。それはルーメンやピュールたちが6年生の時の青テーマ課題「記憶」の香水だった。そうとは知らず、生徒が匂いを嗅いでみると途端に涙が溢れ、またある生徒が嗅いでみると腹の底から笑いが込み上げてきた。その不思議な香水に疑問を抱いていると奥の部屋から騒がしい声が聞こえ、急いで香水を棚に戻し掃除へと戻った。戻された香水瓶には制作者の名前__スコタディ、と記されていた。

1-4 幻の御伽歴書

 紫テーマ課題のテーマである「物語」を閉じ込めた香水を作るために本を選ぶ生徒が多い中、ある生徒はカルディアにあるとされている「幻の御伽歴書」を見つけ出そうとしていた。広い図書室を回っていると本棚の奥の隠し扉に気付き、幸運にも幻の御伽歴書を見つけ出す。その本には「触れた者を偶発的に攻撃する」魔法が掛けられており、運のないことにたまたま紛れていた魔のモノに攻撃されそうになる。しかし、魔法が発動したことで校長が勘付き、危機一髪助かる。本に魔法をかけていたのは校長で、それは以前その本によって危険な目に遭った生徒がいたためだった。その本には仕掛けがあり、表紙のなぞなぞを解くと本来の姿になるという。生徒は本の謎を解き、禁忌の石の存在を知る。そしてその1つが、カルディアにあるということも。

1-5 心当たり

 長く日が経ったが、あまりに心当たりが見つからないル-メンは、もう一度校長を訪ねたが留守だった。その帰り、廊下を戻っていると同期のネロと角でぶつかる。思いつめたルーメンを見かねてネロは半ば強制的にお茶に誘った。思いつめた姿が在学中のスコタディによく似ているとネロは話し出し、ルーメンが見えていなかったスコタディの葛藤を知る。彼は幸せな記憶がいつか消えることを恐れ、薄れる前に自分の中から抜き出し青の香水に込めていた。幸せな記憶は強い精神の基となる。それを失い、幻の御伽歴書で知った洞窟の奥の禁忌の石に触れたことによって、彼の体は禁忌の石に乗っ取られてしまった。それを知ったルーメンは校長の元へ行くが、すでに魔の手はカルディアへと伸びていた。

1-6 黒の侵略者

 禁忌の石に体を支配されたスコタディが、禁術を使い人型にした部下たちを連れてカルディアへ乗り込んできた。石は自らがこうなった原因である、7人の魔法使いたちが創ったカルディアを壊し、予め脅威を潰そうという魂胆だった。しかし、その石が傲慢を司るものであったからか、自らの力を過信し少数で挑み、地の利もあるカルディア側の優勢。次々と消滅していく部下たち。そしてルーメンは、校長にスコタディを元に戻す方法を聞き、スコタディの思い出の香水を彼に投げ放ち、隙を突いて禁忌の石を壊した。香水を被り記憶を戻したスコタディは禁忌の石から体を取り戻す。石が破壊されスコタディが正気に戻り、カルディア側が勝利した。最後まで残された者の存在を忘れて。

1-補足①幻の御伽歴書について

 本来の姿は禁忌の石について書かれた本。謎を解く前は「魔法界の暗黒時代を作り出したひとりの魔法使いと、それを倒した偉大なる魔法使いたち。倒されたひとりの魔法使いは消滅することを拒み、自らの意志を裂いて完全なる消滅を回避し姿を消した」という話のみが書かれている。

 謎を解くとそれに加えて「意志が砕かれない限り彼は生き続ける」こと「意志が再び集まると彼は復活する」こと「その意志が裂かれる際に形を変え、言葉をしゃべり人を惑わせる禁忌の石になった」こと「偉大なる魔法使いたちは禁忌の石の1つをカルディアに置き監視していた」ことが読めるようになる。

1-補足②その後のスコタディ

​ 禁忌の石の管理はカルディアと魔法省が協力して行っていたため、「彼は魔法省と学校の不始末によってできた被害者」と主張する者と「危害を加えてきたことには変わりない」と主張する者で割れた。結局、彼は魔法省のもとで、不審な動きがないかしばらくの間監視されることとなった。死刑とならなかったのはカルディア側に奇跡的に死人が出なかったこと、禁忌の石に操られていた説が有力であったためだ。そして彼は20年という異例の速さで釈放される。しかしその後、彼の姿は魔法界から消えたのだった。

bottom of page